はじめに

時々、恋愛っていうのは魔法なんじゃないかと思います。

世界を一瞬で鮮やかな虹色に変えてしまったり、時にはどんよりしたモノクロの世界に僕を引きずり込んでしまう。

かと思えば、胸の中に暖かい何かを生み出したり、胸の奥をナイフでえぐるようなこともしてくる。こんなことって恋愛以外ではなしえないことだと思います。

以前、僕は大きな失恋をしました。

僕を支えていた何かが音を立てて崩れていき、認めたくなくても無理やり終わりを突きつけられました。こんな時、僕も他の人と同じように「こんな気持ちになるくらいなら恋愛なんてしなかったらよかった」と思いました。

でも、自分の中で煮え切らないものがまだ残っていたので「何が原因で、何がダメで、何をすべきだったのか」と自問自答し続けました。あらゆる本やネット情報、友人のアドバイスをかき集めたのです。

それらの知識を僕の経験と照らし合わせたら、恋愛における本質のようなものが分かった気がしました。

それらをまとめたものがこの「恋愛弱者の生き残り戦略」です。

恋愛についての教科書はありませんし、手取り足取り教えてくれる人もなかなかまわりにはいません。恋愛という大切なものを学校では教えてくれないのです。

なぜなら、学校の先生も、世の中の大人も、恋愛というものがよく分かっていないからです。行き当たりばったりで付き合って、別れて、結婚して、仮面夫婦になって、離婚して、というようなことを繰り返しているのです。

そんな中、前も後ろも分からず恋愛で苦しんでいる人は多いと思います。そういった人の不安を少しでも解消し、前向きに恋愛を楽しんでもらいたいと僕は思いました。

だから、僕はこの「恋愛弱者の生き残り戦略」を作ったのです。

「ライ麦畑で捕まえて」

「恋愛弱者の生き残り戦略」を作る経緯をもう少し深堀したいと思います。

J.D.サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」という小説をご存知でしょうか。この小説のある文章を読んだ時、僕はその文章が何かヒトゴトではない気がしたのです。その文章をご覧ください。

「だだっぴろいライ麦畑みたいなところで、小さな子供たちがいっぱい集まって何かのゲームをしているところを、僕はいつも思い浮かべちまうんだ。何千人もの子どもたちがいるんだけど、ほかには誰もいない。つまりちゃんとした大人みたいなのは一人もいないんだよ。僕のほかにはね。それで僕はそのへんのクレイジーな崖っぷちに立っているわけさ。で、僕がそこで何をするかっていうとさ、誰かその崖から落ちそうになる子どもがいると、かたっぱしからつかまえるんだよ。つまりさ、よく前を見ないで崖の方に走っていく子どもなんかがいたら、どっからともなく現れて、その子をさっとキャッチするんだ。そういうのを朝から晩までずっとやっている。ライ麦畑のキャッチャー、僕はただそういうものになりたいんだ。たしかにかなりへんてこだとは思うけど、僕が心からなりたいと思うのはそれくらいだよ。かなりへんてこだとはわかっているんだけどね。」

(引用元:「キャチャー・イン・ザ・ライ」J・D・サリンジャー)

子どもと同じように無垢な大人の主人公(ホールデン)がさりげなく子どもたちを思う気持ち。そんなシーンが僕にはヒトゴトには思えなかったのです。

僕自身の話を書きたいと思います。

昔、夜遅くにやっていた昭和基地に関するNHKのドキュメンタリー番組がやっていたのを知っていますか?そこでは昭和基地の観測隊員の活動を映していると同時に、南極に住むペンギンも映っていました。

あまり深い内容は覚えていないのですが、内容は地球温暖化でペンギンの住める範囲がだんだん無くなってきた。というような内容だったと思います(違っていたらすいません 笑)。

その時、中学生ながら自分がペンギンたちのためにできることはあるのだろうか?と思いました。

しかし、こんなちっぽけで無力な中学生には人類の環境破壊を止めることはできないし、ペンギンを他の安全な惑星に送ってやることもできません。

できることとしたらテレビ画面の前でペンギンたちの行く末を見守るしかありませんでした。

「ライ麦畑でつかまえて」を読んだ時、このペンギンに対する過去の感情と、物語の主人公のイノセントな心が共鳴したような気がしたのです。

その共鳴したものが僕の中にずっとさまよっていて、出口として行き着いたのが「恋愛弱者の生き残り戦略」なんだと思います。

「恋愛弱者の生き残り戦略」

恐らくこれを読んでいる人は、恋愛に関して積極的になれず、色々な不安や迷いを抱えている人だと思います。

しかし、自分を過小評価する必要はまったくありません。

なぜなら、あなたは産まれながらにして恋愛のチャンピオンなのです。あなたの祖先があらゆる恋愛に成功し、あらゆるライバルを蹴散らしてきたからあなたが産まれたのです。

あなたは恋愛に関するスーパーエリートだってことを決して忘れないでください。ちょっとした思い違いや、過去の失敗体験が尾を引いているだけなのです。

また、このサイトにも恋愛に関する多少のノウハウやテクニックは書いていますが、そんなものはさほど重要ではありません。

重要なのは「一人の人間として自立して、男女の違いを理解し、理想の相手と相互依存の関係を築くこと」です。

小手先のテクニックでのナンパや色んな異性と浅く広いだけの恋愛を求めている人には申し訳ないですが、このサイトは役に立たないと思います。

最期に伝えたいことがあります。

恋愛は決して孤独で辛い道ではないのです。そうあってはならないのです。

しかし、恋愛に悩み苦しんでいる人は多くいます。そういった人たちが励ましあって進んでいく乗り物にこのサイトがなれればいいなと思っています。

もしあなたが望むのであれば「恋愛弱者の生き残り戦略」にご乗車ください。乗車賃は頂きません、歓迎いたします。