恋愛弱者の生き残り戦略

ウェルテルVSドン・ファンから見る恋愛(愛着)の形

この記事では一途な男(ウェルテル)とプレイボーイ(ドン・ファン)を使って、執着型の恋愛VS非執着型の恋愛の図式で執着について考えていきたいと思います。

この記事のテーマ

一途な男 VS プレイボーイ

まず、それぞれについて説明していきます。

執着型の一途な男【ウェルテル】

ウェルテルとはドイツの小説家ゲーテが書いた「若きウェルテルの悩み」という小説の主人公である。

小説の内容としては、青年ウェルテルが婚約者のいる身である女性シャルロッテに恋をし、叶わぬ想いに絶望して自殺してしまう。

この物語の主人公はある一人の女性に執着してしまいます。また、どうしても執着を断ち切れずに挙句の果てには自分の命を断ち切ってしまうのです。

おそらくウェルテルは下の記事で書いた、愛着障害の不安型タイプです。

相手に依存する恋愛弱者【3つの愛着タイプ】恋愛では相手に依存するとダメだとよく聞きますが、依存してるほうも依存したくて依存しているのではないと思います。ただ、そうせずにはいられない何かがあるから依存しているのだと思います。今回はそのことについて記事を書いていきたいと思います。...

恋のハードルが高ければ高いほど燃え上がる一途なタイプだと思われます。

恋愛小説としては悲劇的で切ない感傷を抱かせてくれます。

主人公としても自分の生命を燃やしているようなある種の大きな充実感を抱いていたことでしょう。

この話は実際にゲーテ本人の失恋と、失恋した友人の自殺を組み合わせて書かれた小説です。

まずは一途な恋愛弱者ウェルテルについて書きました。

次は、プレイボーイの恋愛強者ドン・ファンについて書いていきます。

非執着型のプレイボーイ【ドン・ファン】

次は対照的なドン・ファンについて書いていきます。

ドン・ファンとはスペインの伝説上の人物です。彼は容姿端麗で名門生まれのプレイボーイ(遊び人)だったそうです。

ドン・ファンの伝説とは主人公の貴族(ドン・ファン)が貴族の娘を誘惑し、そのことが娘の父親(ドン・フェルナンド)にばれたので、その父親を殺してしまう。

その後、墓場でドン・フェルナンドの石像の側を通りかかった時、悪ふざけでその石像を宴会に招待した。

しかし、本当に石像の姿をした父親の幽霊が現れ、彼は石像によって地獄に引き込まれてしまう。

この話は伝説の話なのでなんともいえませんが、結局のところ遊びすぎたツケが帰ってきたということです。

紀州のドン・ファンも伝説のドン・ファンから学ぶべきでしたね。

これがプレイボーイの恋愛強者ドン・ファンです。

恋愛強者の正体

ここまでで恋愛強者と恋愛弱者の大きな違いが見えてきたと思います。

それは、相手に「執着」するかしないかです。

  • 相手に執着する=恋愛弱者
  • 相手に執着しない=恋愛強者

しかし、これを見てすんなりと「相手に執着しない恋愛強者」を目指しましょうと僕はいいません。

今までは恋愛弱者について散々書いてきたので、この記事では恋愛強者について深堀していきます。

先ほども書いたようにドン・ファンはプレイボーイの恋愛強者です。

また、おそらく下の記事に出てきた愛着障害の回避型タイプでもあります。

相手に依存する恋愛弱者【3つの愛着タイプ】恋愛では相手に依存するとダメだとよく聞きますが、依存してるほうも依存したくて依存しているのではないと思います。ただ、そうせずにはいられない何かがあるから依存しているのだと思います。今回はそのことについて記事を書いていきたいと思います。...

ここで恋愛強者について詳しく書いていきたいと思いますが、ドン・ファンは伝説の人物で恋愛強者の情報としてはどうしても情報不足です。

なので、ここからは昭和に活躍した日本のプレイボーイである火野正平をもとに恋愛強者を説明していきます。

(火野正平の簡単な婚姻歴)

1971年に結婚をし1男1女をもうけるも、その後別居する。

1982年にも戸籍は移さずに事実婚をし2女に恵まれる。

また、結婚していても5、6人の浮気相手の家に日替わりで泊まっていたようです(笑)

また、火野正平の書籍には「子供が産まれた時に愛情が全然わかなかった」と書いてあります。

おそらく浮気していた時も奥さんの辛い気持ちとかはあまり感じなかったのでしょう。

実際に、彼自身「愛情には希薄だ」とも書いています。

これは善いとか悪いとかの問題ではなく、火野正平しかりドン・ファンしかり「他人に対しての愛情が希薄」なのです。

彼らは相手が愛情をもって接してきた時、相手を不快に感じます。なぜなら、自分とは全く違う価値観だからです。そのために相手から回避してしまうのです。

これは愛着障害回避型の典型的な特徴です。

もう少し回避型を深堀していきます。

彼ら回避型は幼児期、両親へ愛着しようと試みたが無視された経験を持っています。

そうすると他人に対して愛情を求めることは無駄なことだと自覚するようになります。

彼らが大人になると、愛情をもらえない現実の残酷さを知っているので、現実を冷徹なまでに客観視して恋愛には快楽的なものだけを求めます。

もちろんドン・ファンや火野正平はオスとしてのスペックが高いのでプレイボーイ(オス)としての本分を全うすることができるのです。

ようするにウェルテル(不安型)が他人に対して(利他的な)愛する喜びを求めていた反面、ドン・ファン(回避型)は自分に対しての(自己)愛を求めていたことです。自分だけよければそれでいいのです。

「恋愛論」を書いたスタンダールは書籍の中でドン・ファンのようなプレイボーイぶりを否定しています。

ウェルテルのように恋愛の喜びを知らずに、快楽の浅い幸福で満足した気になっているドン・ファンは恋愛の喜びを殺している、と書かれています。

ここまでをまとめると

  • 恋愛弱者は、愛着タイプが不安型で他人に執着しやすい
  • 恋愛強者は、愛着タイプが回避型で他人への執着が起きにくい

余談ですが、好きな相手が嫌いになる「蛙化現象」はまさしく愛着障害回避型の特徴だと思います。

そのことについての記事は下のページでまとめています。

蛙化現象について 蛙化現象の記事一覧 https://xn--w8j5czdp88tjfbx9as3cxy9aqwteuaz84g.com/%E3%...

遺伝子の生存戦略から見た「恋愛弱者VS恋愛強者」

次はこの二つの一途な男(恋愛弱者)VSプレイボーイ(恋愛強者)を遺伝子の観点から書いていきます。

まず恋愛強者は遺伝子上も優れた性質を持っています。

恋愛における利己的な遺伝子恋愛において遺伝子の生存戦略を理解することは大切です。 なぜなら、人間は常に遺伝子によってコントロールされてきたからです。 ...

上の記事でも紹介しましたが、生物のオスは基本的に遺伝子を広くばら撒く「拡散型」です。

オスが質の高い遺伝子を確実に正確に後世に残すには様々なメスと拡散的に生殖するのが最適解なのです。

プレイボーイのようにあちこちで女性と生殖行為を行い子供を作ることは、遺伝子の生存戦略として好都合なのです。

逆に恋愛弱者のように一人の女性に執着して、結局子供を残せずウェルテルのように自殺してしまったら、オスの遺伝子は後世に残っていかないので生存戦略上の失敗なのです。

こうみると恋愛強者のような拡散型の生き方が正しいように感じられます。

しかし、本当にそうでしょうか。

実際に片っ端から女の子に声をかけ上手くいきそうなら酒で酔わしてホテルに連れ込み、拡散的に生殖をする男がいるのは事実です。

もちろん彼らは遺伝子の生存戦略に忠実に従っているだけです。

しかし、本当にそのような恋愛強者が正しいのでしょうか。

遺伝子にそこまで従順にならなければいけない理由なんてあるのでしょうか。

極端な話だが、隣の家の住人が何かしらのいちゃもんをつけてきたとする。

そこであなたは本能的に怒りが湧き上がってきて、相手を攻撃したい気持ちになる。

そこで包丁を持って隣の家の住人を刺したら、あなたは間違いなく捕まる。

しかし、本能に従順に応じるとはそういったことである。

人間の理性がきちんと働いていれば隣人を包丁で刺さないし、街中でよく知らない女の子をホテルに連れ込まない。

僕が思うにプレイボーイのような拡散型の生き方は人間の理性を捨てて、動物のレベルに落ちる行為です。

動物好きの人に怒られるかもしれませんが、人間はそのへんでお盛んな犬や猫とは違うのです。

遺伝子が本能を刺激して、人間を動物レベルに陥れようとしても人間なら理性でそれを拒否しなければならないのです。

だからといってウェルテルのように相手に執着する恋愛弱者では悲劇が待っているだけです。

そんなものは恋愛弱者も望んでいないはずです。

だからこそ僕は相互依存の関係をすすめているのです。

自立して相互依存を築ければ恋愛弱者のように他人に執着することはありません。

また、恋愛強者のように恋愛の最大のメリットであるシナジー効果を見失うこともないのです。

相互依存の関係を築き一人では手にできないシナジー効果を生むためには、理性による自己コントロールが必要です。

理性での自己コントロールについては下の記事で説明しています。

【悩みを解決】原始脳を理性脳でコントロールして過去を退ける恋愛を進めていく上での大きな障害って何でしょうか? それは自分の過去です。 今の自分の価値観は過去に積み重ねられた経験によって作られています。 もし、自分の過去が暗く辛い経験で満たされていたら、自分の価値観も暗く卑屈なものになっている可能性が高いのです。...

まとめ

ここまでは一途な男(恋愛弱者)VSプレイボーイ(恋愛強者)の構図で愛着について説明してきました。

結論としては恋愛弱者が理想とするのは恋愛強者ではありません。また違った方向の相互依存の関係です。

その為には、一人の人間として自立しながらお互いの理解を深めていく必要があります。

そうすれば他人に依存せず、遺伝子の本能的な指令も抑えて良い関係を構築することができるのです。

要点まとめ
  • ウェルテル(恋愛弱者)は執着型、ドン・ファン(恋愛強者)は非執着型
  • 恋愛強者は愛情に希薄
  • 恋愛弱者が目指すのは相互依存の関係

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ホールデン
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